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-love on the bike-
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やはり、ヤツには名前をつけなければ、と思います。
鳩の胸のところの色だしコロンブスだし、もうコロンブスでいいんじゃないかな、と最初は考えました。
もしくはコロンボ、もしくはURIA
こうした自己言及(self-reference)ゆえの「Ulysses
…4枚の鏡が必要ですね。
 
でも、なんとなく和名がいい気もします。
「那智」とか「薫風」とか。くんぷう君、なんてちょっとかわいいと思いませんか?どうでしょうか。
 
 
 
名前をつけるということは、言語化という構造化、つまり単純化する作業になります。
果たしてそれは、naturalな行為なのでしょうか。
 
ある自転車乗りのひとが、自転車に乗っている時がその人が「たそがれている時」だと言いました。
自転車に乗るようになって、自分のなかで変わったこととかありましたか、と尋ねたら
いや、どうかな、自転車から何かを得ようと思ったこと、ないからな、と言われました。
 
色々、名前をつけてみても結局、自分の飼っている猫のことを「ねこ」と呼ぶように
(それは、私にとっての「ねこ」が彼女そのものだからです)
アルファでありオメガとなる自転車ゆえに、名前つけてもよばないんだろうな、とわかっていながら
たくさんの名前を、つけているところです。
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日本はもう、梅雨ですかとカリフォルニアから帰ったばかりのひとにたずねられました。
英語でなんといいますか、ときくと
BAIU
と言われました。

まだですよ、と答えた次の日、東京に梅雨入り宣言が出されました。
同じ朝、今年最初の紫陽花をみました。

252edac4.jpeg大好きな白い紫陽花です。
彼女の名前はアナベル。
アジサイはバラと同じ仲間と聞きますが、はかなさと強さが同居するアジサイの中でも
アナベルはとりわけ憂いがちです。
光ほのかにあたるときも、泣いた後の笑顔のように咲いています。







モネはアナベルを知っていたでしょうか。知っていたら、描いていたのではないでしょうか。

アジサイのアジ、は魚のアジと同じ語源です。「集まる」という意味。
アジサイのサイ、は真藍からくるそうです。
青い小花があつまって咲くから、アジサイ。
アジサイ、だなんて不思議な名前と思っていましたが、不思議なままにしておいたほうがいいこともたまにはあるかもしれません。

でも、アナベルは?どうして彼女はアナベルとなづけられたのでしょう。
一花一葉さんというかたのブログにロマンチックな説があります。
エドガー・アラン・ポーが妻にささげた詩にでてくる美しい天使の名前から取ったのでは、ということです。
せっかくなので、訳しておきます。

「アナベル・リー」

もう何年もまえのことになるけれど、
海のほとりの王国に、少女がひとり住んでいたんだ
知ってるんじゃないかな、彼女の名前。
アナベル・リーといったんだけれど。
ただただ、僕を愛することだけ、
そして僕に愛されることだけを願っていた女性だった。

 
アナベルも、僕も子供だったんだ。
その、海のほとりの王国にいた時は。
でも僕らは―僕と僕のアナベルは―愛し合ってた。
愛よりつよい愛をもって。
天国の翼をもった天使たちもうらやむほどの愛だった
 
はるか昔のことになってしまったけれど、こういう理由があったんだ
海のほとりの王国に
ある夜、雲間から吹いた風が僕のアナベルをふるえさせた
すると高貴な生まれの彼女の親戚がやってきて
僕のアナベルをつれさってしまった
彼女は二度と口を開くことのないまま埋葬された

海のほとりの王国に

 

Annabel Lee
              Edgar Allan Poe

It was many and many a year ago,
   In a kingdom by the sea,
That a maiden there lived whom you may know
   By the name of Annabel Lee;--
And this maiden she lived with no other thought
   Than to love and be loved by me.

She was a child and I was a child,
   In this kingdom by the sea,
But we loved with a love that was more than love--
   I and my Annabel Lee--
With a love that the winged seraphs of heaven
   Coveted her and me.

And this was the reason that, long ago,
   In this kingdom by the sea,
A wind blew out of a cloud by night
   Chilling my Annabel Lee;
So that her high-born kinsman came
   And bore her away from me,
To shut her up in a sepulchre
   In this kingdom by the sea.

The angels, not half so happy in Heaven,
   Went envying her and me:--
Yes! that was the reason (as all men know,
   In this kingdom by the sea)
That the wind came out of a cloud, chilling
   And killing my Annabel Lee.

But our love it was stronger by far than the love
   Of those who were older than we--
   Of many far wiser than we-
And neither the angels in Heaven above,
   Nor the demons down under the sea,
Can ever dissever my soul from the soul
   Of the beautiful Annabel Lee:--

For the moon never beams without bringing me dreams
   Of the beautiful Annabel Lee;
And the stars never rise but I see the bright eyes
   Of the beautiful Annabel Lee;
And so, all the night-tide, I lie down by the side
Of my darling, my darling, my life and my bride,
   In her sepulchre there by the sea--
   In her tomb by the side of the sea.



鎌倉に行きたいものです。
アジサイを見たあと湘南まで足を伸ばせたら、あさむんさんに教わったイタリアンのお店によって
帰りしな、鴎林洞でパウンドケーキを買うのです。
 

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プロフィール
HN:
ONSA
年齢:
44
性別:
非公開
誕生日:
1980/07/11
職業:
会社員
自己紹介:
冬も緑の葉っぱがしげる、東京都内の街路樹のしたを走る通勤模様を中心に、
自転車に関するヨシナシゴトを書いています。

たまに無謀なロングライドを試みては返り討ちにあっています。



※ ↑ ココマデ自転車 ↑ ※

そのほか 、
・読書、音楽、映画、プラネタリウム
・絵や彫刻を見る。
・海とか河とかお寺にぶらっと行く。
・自然の中でしんとしていること。
・骨董やアンティーク家具。
・家具屋さん、雑貨屋さん、文房具やさんに行く。
・ごはんやお菓子を作ったり小さい編み物をしたりする。
・カフェを探す。
・道に迷う。
・なごなごする。


ことなどが好きなので、そういう話もできたらと思います。
自転車を愛するすべての人と、それからそのほかすべての皆さん、どうぞ仲良くしてください。
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