今のは私なりのサンタ

ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネッツ、キース・ジャレットの
「ウィスパー　ノット」を聞きにはるばるここまで来ました。
はるばるといっても、家から歩いて20分。
師走の東京、夜10時、冷たく締まった空気を頬に感じてあるくにはちょうどよい距離です。
凍りつくような寒い夜に、「ウィスパー　ノット」はよく似合います。

ラズベリーとクランベリーに注いだホットワインを注文して、温まりながら、
注意深く耳を傾けると、
はしゃいだわけでもないのに、はしゃぎすぎた後の余韻を感じます。
悲しいわけではないけれど、悲しもうと思えば悲しむことだってできます。
悲しみと喜びが混在する様子に、キャノンボール・アダレイの落ち葉を思い出します。

持ってきたのは、オーデンの詩集。

「いのちよ、人が享ける生のなんて儚いこと。
だけどせめて夜明けまでは、私の腕に抱かせてください。
神様にあたえられたこの生を。
死すべき定めの罪ある者だが
私にとっては全き美であるこの人を」


オリーブの葉と。











鼻どころか。











寝起き。

あだなさけ

好きなうた。





今日たまたま、人の日記を見ていたら
誰かに触れてもらう手のひらのあたたかさに、
冷たくなっていた自分の体に気づくというような、内容があり
ひどくこころを動かされたことでした。

なるしまフレンド主催 修善寺レース

修善寺で開催されたなるしまフレンドのレースに出てまいりました。

初めてのレースでした。

 

二日ほど前からずっと緊張していました。

走る前、走っている途中、走った後、ずっと足が震えていました。

追い越されるとき風圧でこけそうになるし、

右から抜くよ！って耳元で大きな声で言われるとびくっとなるし

完走できたときは安心感でしばらく涙がとまりませんでした。

 

レース中なんどか、ああここで心が折れたらだめなんだな、ふんばりどこなのかな、

と思う時がありましたが、

悲しいくらい闘争心とかガッツというものがわいてこず、自分のアドレナリンのなさを実感しました。
銀杏の落ち葉が散り敷いたのぼりざかを、日を浴びてのぼっているときがいちばんいやされました。

 

でもエンデューロは楽しかったです。

チームで助け合っていろいろ相談したり、順番を決めたり。

昼からお天気が崩れそうだから、女子は先に走らせてもらいました。

 

それから、温泉に入ったり夜おしゃべりしたりするのも楽しかったです。

ご飯やお味噌汁を分担してついだりするのが楽しかった。露天風呂も。

温かいお湯につかって霧のかった伊豆の景色をはるか見下ろしていると

こんな贅沢していいのかな、お母さんは毎日田舎で大変なのにと

実家のことが気にかかりました。

こんな感じだったのですが、レースの才能ないでしょうか。何度も出てたら楽しくなるでしょうか。

南の香り

人にはさまざまなコンプレックスがあります。

私のいちばん大きなコンプレックスは「愛されなかったコンプレックス」です。

これが理由で、ともすると仕事の動機を履き違えます。

自己承認欲求で仕事をしているときがあるのです。

 

また、今の私にはまもるものがないので、
安らぎのために仕事をするというより、

安らぎよりすぐれたものがあると思っていないと、がんばるのがつらい時があります。

 

でもそれは、誰かのために生きる人生をあきらめることではないと

先日、既婚の職場の先輩と話していてわかりました。

それに、まもりまもられる家族はいませんが、私は自分の仕事が人のためになると信じています。

病気をもつ人と、病気の人のために苦しむ人のためになると本気で信じて

ありふれた言葉同士の結びつきが、光を放つ瞬間を探しています。

ワイン会＠三軒茶屋

Nさんのワイン会にお招きいただきました。

【料理】

1皿目：いなだのカルパッチョ、エビとアンディーブみたいなのをあえたの

2皿目：チーズ3種、白カビ、レーズン、ゴルゴンゾーラ。マグロのソテー。シカ肉ロースト。

3皿目：キノコのタルティーヌ

4皿目：キジのささみ、もも、むね、内臓

デザート：アイスクリームのポールジローがけ。

 

【ワイン】ピュリニー・モンラッシェ・ガレンヌ　06

　　　　　キスラー・シャルドネ・ファインヒル　03

　　　　　キスラー・ヴィンヤードのなんか

　　　　　メオカミュゼのなんか

　　　　　CH/コスデストゥルネルのなんか　86

　　　　　サシカイア　06

　　　　　CH/ラ　コンセイヤント　80

　　　　　あと忘れた

 

ひとさらずつ、写真にとってメモとってと、される方もいらっしゃったのですが

自分はそれをすると味がよくわからなくなるのでひたすら楽しんでまいりました。

ワインは一口ずつでした。酔うので。

 

キスラーヴィンヤードのなにかと、白カビチーズの組み合わせが、目が覚めるようでした。

単品だと名前忘れたけど2杯目がよく。

サシカイアは、月末に接待で使おうと思っていのですが

この日は他のワインにはさまれて印象が薄かったので

いちから考え直そうと思いました。

 

生まれて初めて自分の生まれ年のワインを頂きました。