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日本はもう、梅雨ですかとカリフォルニアから帰ったばかりのひとにたずねられました。
英語でなんといいますか、ときくと
BAIU
と言われました。
まだですよ、と答えた次の日、東京に梅雨入り宣言が出されました。
同じ朝、今年最初の紫陽花をみました。
大好きな白い紫陽花です。
彼女の名前はアナベル。
アジサイはバラと同じ仲間と聞きますが、はかなさと強さが同居するアジサイの中でも
アナベルはとりわけ憂いがちです。
光ほのかにあたるときも、泣いた後の笑顔のように咲いています。
モネはアナベルを知っていたでしょうか。知っていたら、描いていたのではないでしょうか。
アジサイのアジ、は魚のアジと同じ語源です。「集まる」という意味。
アジサイのサイ、は真藍からくるそうです。
青い小花があつまって咲くから、アジサイ。
アジサイ、だなんて不思議な名前と思っていましたが、不思議なままにしておいたほうがいいこともたまにはあるかもしれません。
でも、アナベルは?どうして彼女はアナベルとなづけられたのでしょう。
一花一葉さんというかたのブログにロマンチックな説があります。
エドガー・アラン・ポーが妻にささげた詩にでてくる美しい天使の名前から取ったのでは、ということです。
せっかくなので、訳しておきます。
「アナベル・リー」
もう何年もまえのことになるけれど、
海のほとりの王国に、少女がひとり住んでいたんだ
知ってるんじゃないかな、彼女の名前。
アナベル・リーといったんだけれど。
ただただ、僕を愛することだけ、
そして僕に愛されることだけを願っていた女性だった。
海のほとりの王国に
Edgar Allan Poe
It was many and many a year ago,
In a kingdom by the sea,
That a maiden there lived whom you may know
By the name of Annabel Lee;--
And this maiden she lived with no other thought
Than to love and be loved by me.
She was a child and I was a child,
In this kingdom by the sea,
But we loved with a love that was more than love--
I and my Annabel Lee--
With a love that the winged seraphs of heaven
Coveted her and me.
And this was the reason that, long ago,
In this kingdom by the sea,
A wind blew out of a cloud by night
Chilling my Annabel Lee;
So that her high-born kinsman came
And bore her away from me,
To shut her up in a sepulchre
In this kingdom by the sea.
The angels, not half so happy in Heaven,
Went envying her and me:--
Yes! that was the reason (as all men know,
In this kingdom by the sea)
That the wind came out of a cloud, chilling
And killing my Annabel Lee.
But our love it was stronger by far than the love
Of those who were older than we--
Of many far wiser than we-
And neither the angels in Heaven above,
Nor the demons down under the sea,
Can ever dissever my soul from the soul
Of the beautiful Annabel Lee:--
For the moon never beams without bringing me dreams
Of the beautiful Annabel Lee;
And the stars never rise but I see the bright eyes
Of the beautiful Annabel Lee;
And so, all the night-tide, I lie down by the side
Of my darling, my darling, my life and my bride,
In her sepulchre there by the sea--
In her tomb by the side of the sea.
鎌倉に行きたいものです。
アジサイを見たあと湘南まで足を伸ばせたら、あさむんさんに教わったイタリアンのお店によって
帰りしな、鴎林洞でパウンドケーキを買うのです。
夜、友人がふたりきた。
100キロ以上、2日つづけて走ったし、落車で体中痛くて、帰宅するなり玄関でへたりこむくらいだったけれど、一応ご飯を作った。
・トマトとモツァレラ
・キュウリにお味噌2種類
・生ガツオのゴマみりん
・チキンのヨーグルト煮
やっぱりぼーっとしてたみたいで、主食を作り忘れた。
ふたご座がいった。
「僕は君の港みたいなものだったね」
かに座が、どういう意味、と尋ねた。
「君が船で、僕が港」
それから、ふたご座は半分あきらめたように続けた。
「不思議だ。普段の僕はじっとしてるのが苦手だ。
君は逆だろ。元々はうちにいたり、じっとしてるほうが好きなんじゃない?」
という会話を、思い浮かべてしまうポートエレンなのでした。
思い浮かべるというか、もうただの妄想です。
ポートエレンを飲むときはつい、このふたご座さんとかに座さんの行く末を案じてしまいます。
何がいけないって、スペイサイドではこのごろ、石川さゆりの歌う
「ウィスキーがおすきでしょ」
という歌が流れているので、なんとなし、ごっちゃになってしまうのでした。
ウィスキーが、おすきでしょ
もうすこし、しゃべりましょ
ありふれた、話でしょ
それでいいの、いまは
きまぐれな、星占いが
ふたりを、めぐりあわせ
消えた恋、とじこめた
瓶を、あけさせたの
3番の歌詞は、かなしいので書きません。
今乗っている自転車はクロモリ。ちょっとどこかをいじるとすぐに反応が変わります。
納車時、この自転車を江東区から我が家まで20キロ、自走で運んできてくれた友人が、
キビキビ反応するねとほめてくれました。
こころなき物体とは知りながら、乗っているとしばしば、車体と対話している錯覚に陥ります。
頼もしく感じるのは路面の状態が良くないときです。
ガタゴトゆれたりせず、ギャップの度にくっと伸びて次のとっかかりをつかむような感覚で走ってくれます。
こういうときトップチューブに手を当てると、伸びる感覚がダイレクトに伝わってきて、なにか繊細な生き物のように感じられます。
乗馬に近いかもしれません。
クロモリについては、しなる、とか絨毯のうえを走っている感じ、というインプレッションをよく見かけますが、それとは少し違うように思います。
入門車でフレームの質がいいとは言えないからでしょうか。でもわたしはこの感覚、嫌いじゃないです。
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自転車に関するヨシナシゴトを書いています。
たまに無謀なロングライドを試みては返り討ちにあっています。
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そのほか 、
・読書、音楽、映画、プラネタリウム
・絵や彫刻を見る。
・海とか河とかお寺にぶらっと行く。
・自然の中でしんとしていること。
・骨董やアンティーク家具。
・家具屋さん、雑貨屋さん、文房具やさんに行く。
・ごはんやお菓子を作ったり小さい編み物をしたりする。
・カフェを探す。
・道に迷う。
・なごなごする。
ことなどが好きなので、そういう話もできたらと思います。
自転車を愛するすべての人と、それからそのほかすべての皆さん、どうぞ仲良くしてください。