雅歌のひとつもうたいたく

中学と高校の6年間を一緒に過ごした友人の結婚式がありました。

直前まで仕事で、遅れ気味に京都に到着。盆地独特の熱気を覚悟していましたが、

駅ビルから外に出ても記憶にあったほどには暑さを感じず、

画質が粗くなった写真のように風化した思い出と照らしあわせながら

四条の披露宴会場に向かいました。

 

友人のご両親に10年ぶりにお目にかかり、この度は、といいかけると

後は泣けてしまい、言葉になりませんでした。

あのころの人間関係は特別過ぎて、痛みにもにており、まだ触れるのが怖い気持ちもあります。

 

ただ、先年から徐々に、また会えるようになり始めた友人たちとこの日も同席でき、歓談していると、

「学生時代の友人」という過去の人間関係を懐かしむのではなく、現在進行形で人が人とつながりあい、発展していっている様子がまぶしく、そのつながりのなかに自分も入れたらと切に思われました。

「忙しい」という言葉、言わないようにしていますが、ワークライフバランスを本当に考え直そうと思っています。

 

いい結婚式でした。彼女の人生で一番よい瞬間をともにできたことに感謝しています。