Rejoice, ornament of my soul

迷った挙句、三茶のチェロへ。

私の背より大きな、タンノイのスピーカーがあります。

レコードでクリスマス・オラトリオを聞きたくて。

 

あまおう苺でレオナルドを作ってもらい

ひとり飲んでいると2人目が。

珍しいですね、とマスターが言いました。

「引っ越されて以来じゃないですか。今日はこちらにご用事が？」

いや、とその人は答えました。

「今日はさ、ひとりでいたくないよね」

「そろそろ西麻布でいいお店、探さないといけませんね」

 

3人組の女性がいらっしゃいました。

全然そんな風に見えないですよ、何か、女子校ご出身のような、とマスターが言っています。

 

イブおめでとう、とおひとりさまが入っていらっしゃいました。

「いいね、ここは。クリスマスっぽくなくて」

「東京いち、クリスマスらしくない店を目指してます」

 

小公子のおじい様がいつもいる居間のようなこの場所で

レオナルドだけが主張しています。

昼間の星、隠れた神、信仰のあり方。

 

80年代のインチガワーを少し。

現行のトマーチンと、12年熟成の80年代のトマーチンをくらべっこ。

しばらくマスターと「待ちびとが来ないごっこ」をして遊んでもらいました。

 

明日はクリスマスです。

なまりのなかで

去年クリスマス会をやろうと言っていたのに風邪でダウンし、

ケーキを食べ損ねた自転車仲間のおひとりが、ケーキを買ってくれるというのです。

スペイサイドに行きました。

大きいケーキがありました。

 

なぜロウソク。

 

 

となりの人に誕生日なの、と聞かれたので違いますと言いました。

あらじゃあクリスマスと聞かれ、違いますと言いました。

でもいいわねお付き合いしていると、と言われたので

ふたり、首をそろえて振りました。

 

なにしろ8つも違います。

彼は私の恋愛を知っていますし、私も彼の恋愛を知っています。

3人好きな人がいて3人とも脈なしだとか、もうおもしろい話ばかりです。

いつも、どうしてアドバイスくれないの、と聞かれますが

アドバイスはしないです。

 

飽きるほど2人で食べてもまだケーキがある幸せ。

絵本の主人公になった気分です。

シンプルなストーリー、ウールや暖炉や晴れた空、輝く星、温かな息づかい、

そんなものにあふれて最後はかならずハッピーエンドの、たくさんあるお話しの一つ。

明日はイブです。

変ホ長調のOLさん

会社の女性6人で忘年会。

わざわざ広尾へ移動。田舎の子なので緊張します。

忘年会のこんな楽しみかた、女性同士ならではです。

後輩さんが「バルカ」という大人かわいいイタリアンを予約してくれました。

http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13030796/

 

ミモザ、レオナルド、愛媛のみかんジュース、フランスのぶどうジュース

思い思いに「最初の一杯」が選べるのもまた、こういう集まりだからこそです。

 

アラカルトのみのお店でした。

一皿ごとのポーションが少ないので融通をきかせてくださり、

食べたい料理をてんでに頼んだら

ちょうどいいくらいの量ずつ、コースのように最初から取り分けて持ってきてくださいました。

 

カモのサラダ、ホタテのグラタン、生ハム、メインはテールシチューとお魚。

お酒がすすむと恋愛の話になるのに、

もっとすすむと仕事の話になります。

酔っ払いながら仕事の話をしても愚痴にならない、この先輩方、後輩方の

まじめで前向きな空気がわたしはとてもすき。

ビオラを思い出します。

モーツアルト、バイオリンとビオラのための協奏曲。

 

会社を憂う、みたいな大きなことは得意じゃないのですが

組織のトップって、とことんカリスマがあるかとことん嫌われ者になるか

どちらかじゃないと「トップに立つ」意味がないのではと個人的に思っています。

 

一人一皿デザート。ぜいたく。

ワイン会＠三軒茶屋

Nさんのワイン会第2回です。

【料理】1皿目　ねぎとチキンのコンソメ煮

　　　　2皿目　白菜とベーコンのスープ

　　　　3皿目　黒ソイのグリル　アワビとホタテ、春菊、柚子ソース

　　　　4皿目　玉ねぎのタルティーヌ

　　　　5皿目　ウズラとウサギのグリル　黒トリュフのソース

　　　　6皿目　チョコレートケーキ

 

【ワイン】

ポール・デチュンヌ・ブリュット　NV：普通のシャンパン

ル・デュモン　ムルソー　´03：仲田晃司さんのネゴシエーション。天地人、とラベルにあります。あわせやすい。

ルフレーヴ　ピュリニー　モンラッシェ　´02：ブルゴーニュ白の5指に入るそうです。90年代末以降がよいらしいです。

コント・ラフォン　ムルソー　グットドール　´06：同上。

アルマン・ルソー　クロ・ド・ラ・ロッシュ　´99：ブルゴーニュの老舗。80年代に評判を落とした後、90年代以降回復だそうです。

デュジャック　クロ・サン・ドニ´99：80年代以降有名になったそうです。

デュジャック　クロ・ド・ラ・ロッシュ　´99：同上

メオ・カミュゼ　ヴォーヌロマネ　´97

メオ・カミュゼ　ヴォーヌロマネ　レショーム´99

 

ル・デュモン　シャルムシャンベルタン　´02：仲田晃司さんの赤ワイン

ル・デュモン　シャンボール・ミュジニー　レ・ボード　´92：同上

ル・デュモン　シャンベルタン´90：参考商品　ブショネ

 

今回は一覧表までお作りいただいたので、書きうつしておきます。

ご招待いただいて本当に毎回、勉強になります。

ただ、非常にお酒が弱く、すぐに回ってしまうのが悩みです。

今回も一口ずつでしたが、口内炎がたくさんできていることもあり

実はメオカミュゼくらいから香りしか判別がつきませんでした。

すみません。

次回頑張ります。

 

つるつる温泉まで。

Nさんと五日市へ。

速い人で、普段はまったく脚が合わないのですが

「病み上がりのリハビリにつきあってください」とのことでした。

自分は、

今ならNさんをちぎれますね！　

と、優しさのかけらもないお返事をして、ニコニコしながら参加してきました。

 

結局ずっとひいていただき、五日市到着。

風張に行きたかったのですがあんまり寒くて、つるつる温泉までサイクリングです。

 

ひいていただいておきながら上りに入ったとたん、

「あたっくー」と宣言しながら追い越しました。

２０メートルくらいで脚が終わり（笑

どうかな、ちぎれたかな、と振り返ると至近距離にNさんの顔があって思わず声が出ました。

 

それで終わり？　アタックというのはねえ、

と言いながら姿勢を低くされてがちゃん、と音がしたかと思うと

あっという間に置いてきぼりにされました。

うーん。

病み上がりでも速い人は速い。

 

五日市の駅前の、自転車好きなマスターがいるカフェで

おいしいチリコンカンを食べました。

ご飯少な目、とオーダーしたのに

Nさんがパスタの後にモンブランを食べている様子があまりにおいしそうで

結局ケーキを頼んでしまいました。

 

「ケーキはこんな感じです。クリーム少なめにしますか」

ダイエット中なので、と悩んでいた私の為を思ってか、マスターが色々気を使ってくれるそばから

「大丈夫ですよ、このひと自分で調整するので」

とNさんが言われました。

・・・

できないです。

食べてる時点でできてないです。

抗議したところ、「大丈夫、帰りにお菓子買ってたべなきゃいいんだよ」と言われました。

 

う―ん。

うそだ。

いくら速い人でもうそはうそだ。

 

そんな寒中サイクリングでした。121km, av.23.5km