成木のお豆腐屋さんとヒルクライム

15日は東京ヒルクライム成木ステージでした。

 

前日は例によって体調悪く、一日ベッドで甘いものを食べたりうなったりしてました。

夕方から病院にいきました。

 

 

当日はルビンさんに久しぶりにお目にかかれ、とてもうれしかったです。

もじゃさんのすね毛も元気でよかったです。

ますらおさん、いぬいさんに会えたのもうれしかった。
ナカメラさんも試験明け、練習時間がたりないとても頑張られてました。

はじめてＣＯＰＰＩさんにも会えたのですがなぜか緊張してしまい

ひとこともしゃべれませんでした。

 

レースは最後のウェーブでスタートしました。

オヤジアサレンのＫずいさんがお話ししてくださったので

緊張をあまり意識せずにすみ、とても助けられました。

つよい方なので、できるだけスタート後の平坦はついていこうと頑張りました。

 

おかげで3キロ手前まで力強く引いていただけたのですが

速すぎてどう頑張っても先頭交代できる余力がありませんでした。

交代の合図を何度かされたあと、振り返ってＫずいさんがびっくりされてたので

ダンシングで前に出ようとしたら

「いいですよ、後ろ入ってて」といってくださいました。

振り返ると男性ばかり一列棒状で

自分が引けないのに他の人に交代してあげて、とも言えないし

ここにいてはひきっぱなしのＫずいさんつぶれちゃうなあと思って

集団の最後にさがりました。

 

結果的には総合8位、年代別1位になれましたが

周りが見えてなかったな、もっとはやく気がつかないといけないなと思いました。

でも、たくさんの自転車仲間さんとお話しでき、よい一日だったと思います。

 

【おまけ】

立川から成木にむかう途中、新奥多摩街道の右がわに

お豆腐料理のお店があります。

シンプルでお手頃価格でおいしいです。

 

成木は自宅からだと60キロ、まあ、良い距離です。

朝出て練習した帰りに通りがかったらちょうどお昼時という

立地もよいと思います。

生わさび豆腐。お豆腐の中にもみずみずしいワサビがたくさん。










前菜。このほか抹茶塩や岩塩もあり、好きな味付けで
寄せ豆腐と豆乳を楽しめます。

自転車おやつ【げたんは】

サイクリストのおやつに「黒糖ふがし」、人気のようですが、
私は「げたんは」が好き。
しっとりしていて食べやすく、素朴な甘さに一口でしゃきん、とします。

べたべたするので、ひとつづつラップにつつみます。

運動した日の、会社の朝ごはんにするのもよいものです。

 

【レシピ】
小麦粉250ｇ、重曹小さじ1／2、黒糖50gでパンケーキみたいなのを焼きます。

オーブンでもフライパンでもだいじょうぶ。
私はしっとりがすきなので、小麦粉を少しおからに替えます。

焼いてる間に黒糖150gと水60ccで黒蜜をつくって、
焼けたはしからかわいく切って浸していきます。

 

こんな感じ。緑茶にもコーヒーにも合います。

あとですね。これに生クリーム合わせてバナナとか一緒に飾るととてもおいしい！幸せ！
それもう自転車おやつじゃないけど！

だいえと あります【夏のちゃり他、進捗状況】

6月17日にこちらで「やせます宣言」してから

今週末ようやく目標に達しました。乗鞍に間にあったよう。長かったよう。

 

やったことは、

ゲロルシュタイナーを飲み、おやつをドライフルーツやナッツにすること。

仕事柄、夜食が遅くなるのでお昼は野菜のおべんとをもっていきました。

あとは軽い運動を心がけましたです。ええ。あれです。車輪が２つついてるやつです。

野菜と軽い運動が好きでよかったよう。

 

去年の12月はもう少し少なかったのですが

体脂肪10％代前半になってから、体調がめっちゃ悪かった気がするのです。

ただでさえ、今もあまりよくなく、毎日が回復走状態ですし

乗鞍まであと3週間なので、このまま行こうと思います。

 

8月は15日成木ヒルクライム、22日修善寺JCRC、29日乗鞍。花火×、ほおずき○、さぎそう×、おまつり△、海×、朝顔△、スイカ×、ガリガリ君×、おそうめん×

と、まだ夏はもうすこし、終わらない感じです。

アドマイア大統領とフラワーさんの恋

夏の宿題ということで短文を書きました。

フィクション嫌いな方はお見逃しくださいませ。

 

＊　＊　＊　＊　＊

 

二人がつきあうなんて、僕は反対だったんだ。

アドマイア大統領は、ハーバルシティの表通りをコーヒージェリー・スプーマ片手に逍遥して休日をすごすのが好きなタイプだし、かたやフラワーさんはノーレス・ナチュラルボーン・ウェンチ。日曜日の昼下がりは純白の花弁に見事なプラム色をした唇、鮮やかなタンジェリンのひげをたなびかせて泥まみれのふくよかな足を牛になめさせるのがお気に入りなんだからね。

 

牛なんて、アドマイア大統領にとってはやわらかなピンクになめされたカーフの財布くらいの意味しかもたない。

そんな二人が出会って世界は変わってしまった。

あらゆる時計は正確な時間をしめさなくなった。チョウシンとタンシンはべっこう飴のようにからみあいウェストハイランドを目指して伸びはじめた。ビョウシンは儚くほろほろとくずおれた。

くずれたビョウシンには針の形がなくなるまで、大きなあごをもった熱帯の蟻がたかった。今では白いプラスチックの鳩時計の鳩だけが日に数回、ねむたげなささやき声をあげる。

 

クルック。

 

鳩の声がささやくたびに二人はULYSISS邸で食事をとる。フラワーさんはアドマイア大統領さえいれば幸せ。テーブルセッティングなど気にかけないが、アドマイア大統領は食事のたびにテーブルライナーをとりかえ、銀の7本枝のしょく台に火を灯す。

日本のYUJOの帯から仕立てた今日のライナーは銀糸で縫いとられたからくれないのみづくくる紅葉のダマスク。銀の食器を並べて、塩漬け豚やくたくたに煮込んだインゲン豆、卵とトマトのサラダ、タラゴンの葉を散らしたエスカベッシュなんかをたべる。

 

食前には指ぬきほどのおもちゃのグラスで透き通った緑のアップサント、食後には同じグラスでとろりと濃緑ににごったミント・リキュールを飲む。

それからアドマイア大統領は感嘆し、うっとりとながめ、いま食べたばかりの白身魚のほのかな生臭さの残る唇でフラワーさんの弁端にキスをする。

 

アドマイア大統領が目を細めると、フラワーさんはどうなりと、とアイリスのような色香でこたえる。

そしてまた、時計のチョウシンとタンシンはからみあいながら伸び世界はすこしずつ崩れていく。

 

僕はいつも二人を見ていた。アドマイア大統領は決して自分のことを話さない。フラワーさんはいつも何かをしゃべっているが本当は何もしゃべっていない。二人は世界の対極。ひかれあって当然だけれど、離れていなければ世界が変容してしまう。小さな世界。僕の世界。

JCRC群馬 レース模様と、サイクリストが持つ敬意

JCRC群馬でした。

マスドレースは初めてで、恒例になってしまったレース前の

ウツ、フクツウ、気のふさぎなどが一層ひどく、奥歯をかんでやりすごしました。

 

相模原に住む弟が車を出してくれ、

音楽聞いたり恋バナしたりしながら、現地に夜12時過ぎに着。

車内で朝まで仮眠をとりました。

 

スタート前に試走しましたが、コースが複雑すぎてまったく道が覚えられず

途中からただのアップになりました。

 

男子に比べればぜんぜんですが、通常のJCRCより人数が多かったので

○スタートとゴールは無理しない

○とりあえず2番目を走って、最後の1キロくらいで頑張ってゴール直前では争わない。

を目標にしました。

なぜゴール直前では争わないか。

こけるのが怖いからと、3月の東京エンデューロの時

ゴール直前で内房レーシングさんを抜かして、非常に後味が悪かったからです。

最後の１キロくらいだったら、お互い頑張る余地があるのかなと。。。

 

で、スタート。

混雑がなくなったのでそろそろいこか、と思ったとたん

「山本さん！！」と檄がとんできました。

違うんですよ、走ります、走りますよ。あわあわ。

 

ヤマモト作戦は、最初はうまく行きましたが、

後ろから舌打ちされてしまいました。

集団のスピード上げたくなかったので上げないようにしていたのと

後ろを何度も振り返っていたので、おちょくってると思われたのかしらんと

ぱきんと心が折れました。

人間、きらわれたくない生き物なのです。

 

で、後ろで誰かが何か言う声がして、UNOさんが飛び出て、5，6人追いかけて行きましたが

心が折れてしまったのでお見送り。あとはタンタンと漕ぎました。

2週目で2人かわして、3週目でもう１人かわして５位でした。

Kせさんに、なんだよお前勝てなかったのかよとペットボトルでお尻をぶたれました。

入賞と、賞品の信州そばは嬉しかったですが、トップと２分差はへこみました。

 

アートスポーツ杯など考えるのなら、今の実力ではほんと、だめだめです。

 

にしても、人のレースを見ると得るものが多いです。

Zでは、普段オレ様なKせさんがOさんに謝っていました。

自身が２位で終わってしまったので、集団を抑えてくれて４位になったOさんにすまない、とのことでした。

見ていてなんとなく、次のような彼さんの言葉を思い出しました。

 

今までコンパクトクランクは負けだと思ってたけど、それで○○さんは勝ったんだから、

それはもう、「勝ち」の選択なんだよ、と彼さんが言うので

○○さんのこと、尊敬してるんだね、と私がたずねると

ほんとはレースに出てるひと全員に対してそういう気持ちをもってないといけないんだけどね

と言っていました。

 

この考え方を尊敬します。

レースに出ている人にとどまらず、

サイクリストはサイクリストに対して敬意をもつって大切ね、と思いました。