続きのおはなし

昨日のヤビツには続きがありました。

帰宅してくつろいでいると夜10時過ぎ、自転車の知り合いから連絡がありました。

いわく、レースに出ると聞いた、負荷練したいそうじゃない、

仕事終わってこれから自転車で帰るんだけど、遠回りして練習するつもりだったから待ち合わせよう、しばらくひきずってやる、とのことでした。

 

この方も実業団の選手さんで、今まで一度も一緒に走ったことないのに

実際レースに出ることになったら親身になってくださって、

ほんとに自転車乗りはいい人ばかりです。

 

涙が出そうなほど嬉しかったのですが、1日走った後で、コウキョウドのフカには耐えられなそうです。

なくなく、

「ヤビツからさっき帰ったばかりで、脚がもう今日はやってません」

というと

「今から会社出る。目黒に15分後につく」

といわれて電話が切れました。いきなり高強度です。

 

膝がふるえてて目黒までも無理、通り道でしょうから家の前でピックアップしていただけたら200メートルくらいご一緒できるかも

と冗談だか本気だかわからないメールを送り、

シャワーを浴びて着替えたら、返信が来ていました。

今家の前、と。

受信時間は5分ほど前でした。あわてて外に出ましたが姿が見えません。

 

練習のついでと言ってたし、もう行かれちゃったんだな、とがっかりして部屋に入ろうとすると

家の前に置いてある自分の自転車の、ボトルホルダーに、ビニール袋に入ったハーフボトルのワインがささっています。

セットしておいたはずのエリートの水筒はごろん、と地面に置かれています。

 

まえに私がラーメンをおごってあげたお返しかな。

ちょっとよくわからなかったのですが、大変うれしい差し入れでした。

感動したし、最近元気なかったので、励まされました。

 

 

このワインは飲めないなー。

でもいいことあったら飲んじゃうかも。

雪だるま作りました

「かあさん、わたし東京でがんばって（雪だるまつくって）ます」

時事にまつわるニュアンス

きれいごと好きな私の、きれいごとでは済まない時事ネタに対するパロールです。

 

【献金のこと】

 

この類の出来レースに対する是非は別として
秘書が責任をかぶるのはよく見ますが、
お母さんはだめ。別次元でナンセンスだし、醜悪です。

鳩山総理のお母さんの人となりは知りませんが、

お母さんというのは、マスコミのプレゼンの仕方も含め、

こういうふうに利用していい存在ではないと、個人的には思います。

 

【ボクシングで負けた人のこと】

サッカー／中山選手の移籍‐引退問題の時、

プロなら引き際を見極めるべき、という意見をよく目にした覚えがあります。

私は逆に、プロなら引き際は自分で決めてよいのでは、とその時思いました。

勝てるからプロ、勝てなくなったらプロじゃないとは一概に言えません。

誰かがお金を払いたいと思う価値がある間がプロです。

ヘンリク・ラーションというサッカー選手が好きです。

何度も引退宣言をしては、何度も戻ってきました。

本当に品のある選手でした。

 

【MIXIのアプリのこと】

いくつか入ってみましたが好きになれませんでした。

ネズミ講的な属性が非常に気になります。不愉快です。

いまは非アプリの立場（反ではない）をとっていますので

お誘いくださいました方、申し訳ありません。
失礼ながらこの場でお詫びします。

ふゆかいだぞう。




 

 

セシリア

長い夢から覚めるとたいへん泣いていました。

また私は、かなしいとさみしいを混同していました。

久しぶりに祈りました。

教会に行かなくなって久しいので、ただ、神様、とつぶやくだけです。

 

秋に感じるせつなさについては色々な言い方ができると思います。

 

秋になりました。

こうちゃんは行きたがっています。帰りたがっています。

 

なども。

また先日、駒沢公園の紅葉と、あまりにやわらかで光の粒子がみえそうな日差しの下でベンチに座る人を見て

瞬間ごとにあふれるほどの豊かさを誰にともなく理由なく捨て続けるこの様子もまた

せつなさの一つではと感じました。

すてきると冬がきて、春がきます。

living in a tree

恵比寿でも、イルミネーションが始まりました。
























歩く人みんなが幸せに見えます。
男の人はみんな王様、女の人はみんなお姫様。そう、ランボーの詩のようです。

＊　　＊　　＊
ある美しい朝、如何にも優しげな人々の間にたち交じって、
見事な男女が、広場で叫んでいた、
「皆さん、私は彼女を女王にしたいのだ」
「妾は女王様になりたい」
女は笑い、身を震わした。
男は黙示に就いて、既におわった試煉に就いて、人々に語った。
二人は抱き合って気が遠くなった。

ほんとうだった、
家々には、紅色の布が張りわたされ、二人は午前も王様だった。
棕櫚の園を進む時、午後も二人は王様だった。
＊　　＊　　＊

と同時に、凍える手でパチパチ感電しながら寒空の下クリスマスツリーを飾る人がいるという
あの詩のことも思われます。