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-love on the bike-
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自転車関係でよく聞く言葉のひとつに「インプレ」があります。
自分の働いている分野ではレビューと言いますし、敬愛する「暮しの手帖」様方では使用感、とso directな表現をされていますが
インプレというとかっこいいですね。専門用語みたい。インプレ。
 
インプレインプレ言っていたら、自分もインプレ書きたくなりました。

とは言ってもBROOKS一筋の自分は、
粗食に慣れたおぼうさんのようにかったいサドルに慣れてしまい、たいていのサドルはどれも乗り心地が良く感じられてしまいますし、
コンポとかエンドといったカタカナがまず、なんだかよくわかりません。
Rメカ、Fメカ、合体!!!とか言って遊んでいます)
わかるのは自分の自転車の機嫌がいいか悪いかくらいなもので。
 
仕方ないのでこちらをご紹介。
 IMAGE_037.jpg
 チリのワイナリー「コノスル(Cono sur)」の赤ワイン(カヴェルネ・ソーヴィニヨン)。
このワイナリーからはいくつかのシリーズが発売されており、
写真はそのうちの「ヴァラエタルシリーズ」です。
(隣のクマは友情出演です)
 
1000円前後で気軽にのめるワインのなかでは、とてもとてもおいしいです。
ボディはたぶんミディアムだと思います。
ベリー系の味がギュッと詰まっていて、チキンのヨーグルト煮とか、甘酸っぱいお肉料理によく合います。
渋みがきつくなく、女性も飲みやすいと思います。
 
 
最初にこれを買った日は、友人が家にくるということでテーブルワインを探しに行ったのでした。
ラベルに自転車が書かれていたからというだけで「ジャケ買い」したのですが
見た目も味もよいワインに出会えてその日の夕食は大変楽しかったように記憶しています。
 
その後、月に12度顔を出しているワイン教室でも田崎真也のお勧めと言って紹介され
なんだ、結構私はミーハーだな、ってちょっと恥ずかしい気もするのですが
自転車好きさんと飲みたいお酒のひとつとしてご紹介、です。
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会社の近くに東大があります。
さすが東大、構内に安藤忠雄設計の校舎があります。
1階はごはんがおいしいカフェになっています。
大学の構内でこんなちゃんとした料理がたべられるの?
という感じの料理で、また、安藤建築独特のコンクリ打ちっぱなしの解放感もよく
週に2,3度お昼を食べます。

周りのテーブルからは
ヘミングウェイの小説にでてくる、カクテルのはなしが聞こえてきたり
「同じカロリーなら安い方がいいっていうやつもいるけどさ、
美味しいもの食べると元気が出るから俺はちゃんとしたものを食べたいよ」
という声が聞こえてきたりします。
本を読みながらバターライスや豆とチキンの煮込みをゆっくり食べて、
ウォークマンで好きな曲を一曲聞いてから昼休みをおわらせるのがすきです。
 
今日、お昼を食べおえて自転車に乗って帰ろうとすると
すみません、と話しかけられました。
クレオパトラみたいな髪型の女性が、
「写真をとらせていただいていいですか」
といいました。
カーサ・ブルータスの安藤忠雄建築特集の取材で、東大の建物を取りに来たそうです。
 
こんな体験は初めてだったので緊張してしまい、指定された場所にカチコチになって立ちかけると
「いえ、すみません自転車と一緒に」
といわれました。
 
・・・あたしだけじゃだめなのね。
でも、うれしいものです。自分の自転車がみとめられたみたいで。
 
おしまい。
512810359_241.jpg









来週末の峠めぐりに備え、乗る距離を増やすことにしました。
通勤の往復時、無駄に皇居を一周します。
皇居は15キロなので、一日当たり10キロ増えることになります。
 
今朝がその第一日目ですが、思った以上に気持ちがよくて思わず2周目に入りそうになりました。
サイクルコンピュータの時計で時間を確認し、ようやく理性を抑えた次第です。
梅雨のこの季節に独特の、雨が降っていないくても水分が飽和状態になっている空気の中、皇居を左手に見ながら走ります。
もやがかかってパステルグリーンに見える芝生が、皇居前にはひろびろと続いています。
その芝生の上を、白いシャツと黒いパンツをはいた、ビジネスマンの男性が何人も何人もあるいています。
スターバックスの紙コップを片手に持つ人、新聞を読みながらあるく人、
思い思いのことをしながら、芝生の上を好き勝手な方向にあるいています。
よくみるとチェスゲームのように、なにか法則があるのかも知れませんが、
不思議の国のアリスに登場しそうなその、ミニマ・モラリアな芝生の光景に
ひどく心を動かされたのでした。
今朝の通勤中、青山通りの赤信号で止まったところ、
すぐそばで同じように信号待ちをしているクロスは
二日前、MAVICの講習会で写真をとらせていただいたHさんだった。
 
話しかければよかったけれど、恥ずかしくてできなかった。
バイクが違うと、全然印象が違った。
IMAGE_022.jpg
つまんない つまんない

今乗っている自転車はクロモリ。ちょっとどこかをいじるとすぐに反応が変わります。

納車時、この自転車を江東区から我が家まで20キロ、自走で運んできてくれた友人が

キビキビ反応するねとほめてくれました。

こころなき物体とは知りながら、乗っているとしばしば、車体と対話している錯覚に陥ります。



頼もしく感じるのは路面の状態が良くないときです。

ガタゴトゆれたりせず、ギャップの度にくっと伸びて次のとっかかりをつかむような感覚で走ってくれます。

こういうときトップチューブに手を当てると、伸びる感覚がダイレクトに伝わってきて、なにか繊細な生き物のように感じられます。

乗馬に近いかもしれません。

クロモリについては、しなる、とか絨毯のうえを走っている感じ、というインプレッションをよく見かけますが、それとは少し違うように思います。

入門車でフレームの質がいいとは言えないからでしょうか。でもわたしはこの感覚、嫌いじゃないです。 


クロモリの乗り心地のよさは、振動吸収や発散がいいからというよりその振動の受け止め方が人間の感覚に近いから

と、ネット上のどこかのサイトで、フレームビルダーのかたが説明しているインタビューを読みました。

興味深かったのでここに記す。でございます。
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プロフィール
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ONSA
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44
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非公開
誕生日:
1980/07/11
職業:
会社員
自己紹介:
冬も緑の葉っぱがしげる、東京都内の街路樹のしたを走る通勤模様を中心に、
自転車に関するヨシナシゴトを書いています。

たまに無謀なロングライドを試みては返り討ちにあっています。



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そのほか 、
・読書、音楽、映画、プラネタリウム
・絵や彫刻を見る。
・海とか河とかお寺にぶらっと行く。
・自然の中でしんとしていること。
・骨董やアンティーク家具。
・家具屋さん、雑貨屋さん、文房具やさんに行く。
・ごはんやお菓子を作ったり小さい編み物をしたりする。
・カフェを探す。
・道に迷う。
・なごなごする。


ことなどが好きなので、そういう話もできたらと思います。
自転車を愛するすべての人と、それからそのほかすべての皆さん、どうぞ仲良くしてください。
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